■Winny開発者逮捕関連 (次はエミュレータかという話) from みんな仲良しのつもり
エミュレータ作家としてはガクブルなのですが、まあ Ruputer なんで大丈夫でしょ。(特に Ruputer はネットワークでその上で動くアプリケーションが配布されているので「著作権違反幇助」にはならない。そもそもパッケージ販売された Ruputer 用のソフトウェアが極端に少ないし、Aurex でそれを動かしたとしても面白くないし。(そもそも動くとは思えない))
ま、逮捕関連はどうでもいいのですが(よくはないが)、気になったのは「みんな仲良しのつもり」の .mjt さんも書かれた、

日本におけるエミュレータ解説の多くが技術的バックグラウンドに無関心な物である事が問題な気もする。
(中略)
海外に比較してエミュレータの実装にまつわる文献はかなり少ないしね。。

は全くもって同意。
日本人でもエミュレータの作者は居るのはわたしも知っている。――しかし、ソース公開はほとんどない(というか知らない)。前言撤回。それなりに公開されている方もいらっしゃいます。
Aurex を作る上で参考にしたソースは海外の作品だったし、そもそも実装上役に立つドキュメントも海外のアレしかない。 別に、ソースを公開している自分の優位性を語りたいわけではない(もっとも、わたしがソースを公開しているのは mn10200 用の libgcc.a の一部が Aurex のバイナリに含まれるので GPL になるためでもあります。(別に GPL にならなかったとしても公開するだろうけど。))。追記:公開している理由は、優位性というより、このソースを参考にして新しいエミュレータ(Ruputer含む)が作ってくれればいいなという気持ちです。「開発者向け」という特異なエミュレータであることも理由にあります。
昔、拙文ですが「エミュレータの作り方」的な文章を書きましたが今は公開をやめております。そのうち加筆・修正して再公開したいと思ってはいるのですが、これに裂く時間がとれない……。

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