メインPCであるTYPE-T VGN-T91PS のファンが不調となって1年くらいゴマかして使ってきた。そもそも保証期間内に、2回程度ファン交換を実施して、保証期間が過ぎてから初めてファンの不調となった。とりあえず
ELECOM 冷え冷えクールブリザード ノートパソコン冷却台 SX-CL03MSV を使って使用してゴマかしていたが、バッテリの持ちも悪くなるし使いづらい。そこで一念発起して、ファン交換を実施することとした。
以下は分解の記事となっていますが、ご自身で実施する場合には保証が効かなくなり、また分解により故障した場合は最悪修理を受け付けてもらえない可能性がありますので、ご自身のリスクにて実施してください。
- 交換用のファンを入手する
VGN-T91PSで使用されているファンは東芝のMCF-513AM05-1というファン。ヤフオクなどで、ファンそのものか、部品取りのジャンクを落としても良いと思いますが、今回は Sony Vaio VGN-T150 Cooling Fan より海外通販で入手した。新品ではない(?)ものの現在十分の実用に耐えている。
pchubのサイトの注文方法は、世の通販サイトと同様にカートに入れた後に決済に進む。決済はクレジットカードにて実施した。他にも paypal などに対応しているようだ。日本の住所を入れて、配送方法には「DHL Express」を選択した。DHL Expressはサイトで配送状態も見れるし、土日を挟んだたため計6日くらいかかったが、営業日であれば4日くらいで到着するだろう。 - シリコングリス・無水エタノールを入手する
MCF-513AM05-1のファンはヒートシンク込みで外した後はシリコングリスを塗り直す必要があり、それを入手しておくこと。また、古いシリコングリスを拭うために無水エタノールを入手しておくこと。無水エタノールはドラッグストアで買える。 - 分解の実施①(~HDDを取り外すまで)
HDDを取り外すまでは他のサイトに情報があるためそちらをご参照ください。わたしも以下のサイトさまなどを参考にさせて頂きました。 - 分解の実施①(基盤の外し方)
赤丸の部分のビスを外す。ビスが見えない部分はシールで隠れているためシールを剥し、ビスは外すこと。また青丸の部分はケーブルなどを外しておく。mini-pciも外しておいた方が良い。写真左上の部分の白いコネクタは、前後に外れるので、隙間に爪を差し込み押し出す感じで外す。
左半分の基盤を右に折り返す。完全に折り返すのはフィルムケーブルが切れてしまいそうなので手で支えている。赤丸の部分にファンを繋いでいたビスがある(既に外したあとの写真)ファンのビスを外すとファンが外れた。
人によってはシリコングリスが固着していてなかなか外れないケースもあると思う。
- 組み立て古いシリコングリスはキッチンペーパーに無水エタノールを染み込ませたものので優しく拭き、シリコングリスをヒートシンクに薄く延した後、逆順に組み立てを行なう。
キーボードのケーブルを取り付けたあと、電源を繋いで起動させて、ファンが回転することを確認する。
組み上げたあとは、キーボード、タッチパッド、USB, WLAN, メモリスティック などが使えることを確認。これでまたこのPCの寿命が伸びました。
今回は VGN-T91 を対象として分解・交換しましたが、VGN-Txx 系列である VGN-T50B, VGN-T51B, VGN-T52B, VGN-T70B, VGN-T71B, VGN-T72B, VGN-T90PS, VGN-T92PS 等でも同様だと思います。分解は素人なので分解中は結構ヒヤヒヤものでした。。。
“vaio VGN-T91PS 分解・ファン交換” への1件のフィードバック