プロジェクトリーダがうしろを振り返っても誰もいない。
プロジェクトの仕様や機器構成、ネットワーク、etc,etc を知っている人がリーダ独りという状況で、プロジェクトの他の人たちが何をするためにもリーダに「お伺いを立て」なければならい。
こういう状況では自分の負担が異常に大きくなってしまい、(リーダが優秀でも)ボトルネックが発生してしまう。そしてプロジェクトの進行に影響を与える事態が発生する。
何でこういう事態が発生するのか?
まず思ったのは『情報は情報を公開する人のところに集まる』(高林哲さん)ということが、プロジェクト内でも起こるのではないかということだ。つまり、「情報を公開=お伺いに答える」である場合、答えた回答に対してのフィードバックがリーダにのみ返ってきてしまうということだ。これによりリーダにのみ知識が集約される状況を説明している。
メンバ達がリーダからCcで送られたメールを見ていないことも原因になっているようだ。リーダからのToの宛先が自分だったら見るけど、Ccでなおかつ、本文中に一言も自分の名前が入っていないメールは読み飛ばすことは結構行なわれているように思う。
これら仮定した原因の対処としては、リーダは口頭での個別の質問には答えずに、全員にCcを付けたメールでのみ質問を受けつけ、それに回答する形を取ることで、(やや道徳的ではあるが)少しでも知識が共有されるはずだ。
ただ、自分の周りを見渡すとこういう一極集中はかなり起きているようだ。それはリーダに問題があるのではなく、むしろ付いてくる方に大きな問題があると自分は思っている。
今の自分のまわりの状況をちょっと大袈裟に書いてみた。