関連づけファイル “Aurex.ini”
仮に filer.ini があってもAurex2は読み込みません。このため、filer.ini関連づけで起動するプログラムは動きません。これに対処するために、aurex.ini ファイルを用います。aurex.iniファイルは以下のような構成です。
- aurex.ini
*.拡張子名 起動させるプログラムのパス(Aurex.exeからの仮想パス)
: :
例えば、以下のような感じです。
*.txt \SYSTEM\APPS\TXTVIEW.EXF
*.mmp \SYSTEM\APPS\MMPVIEW.EXF
#が行頭にあるとコメント
このファイルで、hoge.txt を読み込むと \SYSTEM\APPS\TXTVIEW.EXF を実行します。第1フィールドの拡張子は大文字小文字区別ありません。第二フィールドの実行ファイル名は、使っているFSによっては大小英文字を区別します。(VFAT なら区別なしですが、ext2 では区別ありです)。
その他
■オプションとaurex.iniを読みこむディレクトリ
OS | ユーザ関連付け | オプション | 読み込みディレクトリ |
---|---|---|---|
Windows | aurex.ini | option.cfg | aurex.exe があるディレクトリ |
Qt/E, curses, x11 | aurex.ini | option.cfg | ホームディレクトリ/.aurex/内 |
■ウィジェット毎の特徴や制限
- X11
実行方法
aurex.exe hogehoge.exf
q で終了。
- Qt/E
起動後、メニューのファイルから読み込む exf ファイルを選択してください。
フレームバッファに直接書いているが、それの終了処理が悪いのかたまにゴミが残ります。 - curses
キーの同時押し不可。q で終了
■仮想ディレクトリ
一番分かりにくいところなので解説
オプションの仮想ディレクトリは c:\hoge と定義してある場合
- Ruputer のプログラムが “b:\system\ini\foo.ini” を開く場合
ホストでは仮想ルートディレクトリをくっつけて c:\hoge\system\ini\foo.ini を開く。
- c:\hoge\foo.txt を開いた場合。
aurex.ini により、読み込むファイルは \SYSTEM\APPS\TXTVIEW.EXF と分かる。(これは先の Ruputer → ホスト変換で実際の読み込むファイルを決定する)。 c:\hoge\foo.txt を Ruputer のディレクトリに変換したものを読み込んだプログラムの PSP に書き込むために変換する。これはホストのディレクトリから仮想ディレクトリを引く。結果、b:\foo.txt となる。
- まとめ
フルパスで来た場合には簡単であるが、相対パスだった場合とかはまた大変。
つまり、
仮想ディレクトリ | |||
定義 | 未定義 | ||
実行ファイル(exf)が仮想ディレクトリ | 以下 | 1 | 2 |
以外の場所 | 3 | 4 |
1. ファイルは作成可能。ファイルが作成されるのは仮想ディレクトリ以下。
2. ファイル作成不可。psdosのファイル/ディレクトリ系のシステムコールは全て失敗
3. ファイルは作成可能。ただし、ファイルが作成されるのは仮想ディレクトリ以下。また、カレントディレクトリ相対だと「仮想ルートディレクトリ」からの相対になる。つまり、実行ファイルが仮想ディレクトリ直下に置かれて起動したものと同値。
4. 2 と同様。
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