ソフト開発 (過負荷な日々) を読んで思ったこと。
作業を振った担当の能力が期待より低くてうまくすすまない、というのはこの前のプロジェクトで自分も経験した。その時思ったことと全く一緒で驚いた。その内容が以下の部分だ。

こちらの言うことを素直に聞くやつに担当させれば良かった。そうしたらこちらの対応も違ってきて「設計図はこんな感じだからね」と細かにこちらで設計をしてやったのに。「若くて経験ないのだから設計してあげないと」とこちらの気持の持ち方も違うのだから。

このように自分も思ってしまったのは、自分の場合『自分が仕様やこのシステムの複雑さを一番理解している。だから、他人にできるわけない』という思いが強すぎたためだったからだと思う。
ピープルウェアには『仕事を信頼して振ったのだから見守るしかない』という意が書いてある。『見守る』の前に『信頼』して『仕事を振れる』かどうかよく精査することが重要なのだ。システムが複雑なのだとしたら、その複雑さを理解できる人なのかどうかを。

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