とりあえず、リスク管理第1回目としてリスク抽出プロセスを実践してみる。

「熊とワルツを」によると、まず、リスクの抽出には以下のプロセスが必要なのだそうだ。

『破滅的状況』→『シナリオ』→『リスク』

そして破滅的状況を皆から吸い上げ、リスクを抽出していくこととするようだ。

んで、会社の同僚5人と、破滅的状況についてブレーンストーミングしてみた。自分含めて、皆あまりリスク管理について経験が無いのでなかなか出てこない。私が本に沿って「夜中に悪夢で目覚めるとしたら、どんな状況?」という問い掛けをしつつ、以下のような破滅的状況が抽出できた(内容は異なるがそのような意味)

  • バグが大量に発生する
  • 性能問題により大規模な改修作業が発生する
  • ……etc,etc,

と、ここで破壊的状況についてブレーンストーミングなので批判されなかったのだが、一旦終わったあと「それは破滅的状況ではなく、ただの状況だ」という指摘があった。ということかというと、『「バグが大量に発生する」から何が破滅的なのか?』ということだ。品質的に破滅的なのか、スケジュールが破滅的なのか、コストが破滅的なのかが分からないということだ。2点目も同じ。恐らく品質について懸念しているのだろうが、それを破滅的状況に表しておく必要がある、ということだ。熊とワルツを、で言うところのコア・リスクを念頭に入れた破滅的状況を想定する、ということが必要なんだと感じた。

破滅的状況が抽出できた後は、それが発生しうるシナリオを考えるのだが、今回は終了した。というのも現在、工程的にはかなり後工程でありあまりシナリオを考える意味が無いと感じたからである。一足飛びにリスクの抽出を行なう。『xxのため、バグが大量に発生する』のxx部分がリスクとなる。

1時間ほどのブレーンストーミングの中で、7、8個程度のリスクが抽出でき、それなりの成果を上げられたと思う。ただしブレーンストーミングについて掘り下げられたかというとそうではなく、深層のリスクについては抽出できていないように感じたが、まずは一旦抽出できたリスクを管理していきたいと思う。

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熊とワルツを – リスクを愉しむプロジェクト管理

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